PAAS(銀鉱山銘柄)の記事でご紹介してますが、世界の鉱山ではコロナ影響で閉鎖が続いています。
閉鎖が続く、ということは金銀の生産がストップしていることを意味してるわけですが、世界中すべての鉱山がストップしているわけではないので、すぐに供給に影響が出るわけではありません。
金の場合ですと、最近の生産高世界トップ5は、
1位:中国
2位:オーストラリア
3位:ロシア
4位:米国
5位:カナダ
の順になっており、ペルー6位(銀では2位)、メキシコ9位(銀では1位)という状況になってます。(2016年統計データ)
この統計データからは、コロナ影響の拡大が大きく懸念されるアフリカや、中南米諸国で主に採掘されている「銀」について、需給に大きな影響が出るはずですが、市場価格は別にして現実に起こっている銀需給状況については、先日投稿した通りです。
ちなみにメキシコではさらに、鉱山の閉鎖期間が伸びそうな気配ですね。

鉱山の労働環境は国(鉱山)によって大きく異なるかとは思いますが、地下深い掘削現場が多いことは容易に想像できますし、いわゆる「3密」に近い環境ではないでしょうか?
鉱山労働者の安全を考えれば、すぐの再開は困難な気がします。
ただ価格への影響面では、工業需要の比率が高い銀は金と違って、工業生産の落ち込みによるマイナス影響もあり、金のように順調に高値を追っている展開にはなっていません。
残念ながら、チャート面で今週の銀は軟調(下落)局面を迎えそうですが、短期での上下変動はあまり気にしてません。
そうは言っても気になりますけどね・・・(;^_^A
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