昨日の日本市場GW明け、そして今日と、日経平均は方向感の無い動きでしたが、私が持っている個別のスイング用ポートフォリオ内では、業績(足元及び今期見通し)を反映して好調な銘柄と、下げ基調が鮮明になりつつある銘柄とに分かれてきたように感じます。
3月以降、コロナの動向(世界、日本の感染に関するニュース)に振り回されてきた日経平均は、感染が落ち着いてきたことから今後は、個別の業績見通しによって上げる銘柄と下げる銘柄に明確に分かれる、2極化が進んでくるのではないでしょうか?
さて鉱山株の方ですが、昨日の主力銘柄「KGC」に続き、貴重な銀鉱山株である「PAAS」の1Q決算が米国時間の6日に発表されました。

一番気になる1株当たりの利益ですが、一番上の青枠にありますとおり・・・
市場予想の+0.03に対し、-0.13(-0.17)と大幅減益となりましたが、中身である採掘利益は大幅に増えており、マイナス要因も一時的なものと考えられ、銀価格が上昇したことから、逆に上昇して取引を終えました。
PAAS : 22.40 (+0.86、+3.99%)
【一時的な損失計上、7,720万$の主な内訳】
・5,270万ドルの外貨建資産の税金費用
・2,830ドルの投資損失(New Pacific Metals Corp)
・1600万ドルの鉱山維持メンテナンスコスト(コロナ対策?)
という説明文がありましたが、詳細まで調べきれていません、(;^_^A。
次に真ん中の青枠ですが、先月の投稿にあります通り、コロナ影響で主力銀鉱山での操業一時停止影響から、銀の生産量が前年同期比で減っています。
単位:キロオンス
Silver : 6,125 → 5,561(-564)
Gold : 80.5 → 156.1(+75.6)
ただし、逆に金生産量は倍増、今金価格は銀の110倍以上もしますので、トータルでは銀の生産量減少を補って余りある利益を産みだしている事は、容易に理解できます。
また、鉱山は今月以降、再開に向けて準備しているとのことでした。
一番下の青枠ですが、昨日の投稿でもあったKGC同様、販売単価の上昇、特に採掘量が増えた金の単価上昇が採掘利益実績に表れています。
1オンス当たり($)
Silver : 15.52 → 16.50
Gold : 1,302 → 1,580
引き続き、銀価格の動向次第ですが、さてさて・・・。
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