過去のGSR推移と似ている今の銀市場は投機的か?

 

 今年4月末から毎週、GSRを追いかけている本ブログですが、先週までのGSR推移を見ていて気になった事があります。

 

 

 

 当初投稿していた内容としては、1973年以降の銀先物データを使って作製したチャートから、過去2回発生した銀暴騰時前後において金銀価格と金銀比価には一定の規則性が見られ(全くの私見ですが)、これから銀の暴騰発生が期待出来るのでは?、というものでした。

 

 

 

 実際私は、昨年後半から金銀価格について注意深く観察を継続した結果、少々含み損を抱えていた銀への集中投資継続を決め、株式投資も鉱山株を中心に拡大しつつ、リスク管理に最大限の注意を払いキャッシュポジションを高めに維持することを念頭に置いて今に至ります。

 

 

 

 気になった点というのは、昨年末以降のGSR推移が、過去1979年から1980年にかけて起きたハント兄弟による銀暴騰劇の際のGSR推移と、非常によく似ているように見えることです。

 

 

 

 ハント兄弟による銀暴騰劇とは、1970年代のオイルショックによるインフレやドル安による金融資産の目減り懸念から、インフレに強く通貨としての価値も併せ持つ銀に着目したハント兄弟が、1979年から80年にかけ米国の先物市場で銀を買い占め(市場の約6割?)、1オンス10ドル前後から80年1月に50ドル台まで銀先物価格を暴騰させた、というものでした。

 

 その後、取引所の規制により巨大過ぎる買いポジションを維持出来なくなり、ハント兄弟は、1980年3月27日に破産に追い込まれます。

 

 

 

 下は、毎週のGSR投稿に添付している最初の投稿記事に掲載した、1978年からの長期GSR推移グラフから、ハント兄弟による銀暴騰時期前後の範囲を切り取って拡大したものになります。

 

 

 

 

 

 グラフ内の赤い丸枠が、毎週添付しているGSR推移グラフと形状が似ていると私が思っている部分になります。 下が直近のGSR推移グラフです。

 

 

 

 

 

 

 最初の上昇カーブは緩やかなものの、GSRが最後にピーク(高値)を付けた後の下降曲線は非常に似ているように見えますが、いかがでしょうか? (なお全く根拠はありませんので、信用されても責任は負いません)

 

 

  

 余談ですが、逆に巨大過ぎる売りポジションがあったとして、それを清算する一番良い方法をご存知でしょうか?

 

 それは、先のコロナショックに見られるような、市場全体の一斉パニック売りを引き起こすことです・・・、ハント兄弟は金融機関ではなかったので、市場操作には限界があった、ということでしょうか、(;^_^A。

 

 

 

 話を元に戻しますと、インフレはともかく、ハント兄弟が着目した「金融資産の目減り」・・・、まさに無尽蔵に刷られ続けているドルを始めとする主要国通貨の現状と、当時の世界状況はよく似ているようですね。

 

 

 

 現在の金融システムは当時のそれとは異なるものの、既存通貨の目減りは事実であり、世界に現存する物理的な金銀の量をはるかに超える、巨額での先物取引が行われていることから、いつ投機的な動きが巨大な金融ショックを引き起こしても不思議でないことは、定期的に発生している金融ショックを見れば明らかではないでしょうか?

 

 

 

 そして今、GSRはピーク(高値)も史上最高値からスタート(下降)し、当然過去の変動幅より大きく、またスピードも速くなっており、一度暴走すると何処までいくか分からないように見えます。

 

 

 

 

 

 

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